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Channel: 指田文夫の「さすらい日乗」
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東京、大阪ではなぜ維新が強いのか

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都知事選で、小池百合子が圧勝した。
大阪では、もともと維新が強く、今回の選挙では、都知事選に出た維新推薦の小野氏の得票は、港区等では宇都宮候補を上回ったそうだ。
これで、いずれ行われる国政選挙で、維新は東京で多くの候補を立てるに違いない。
なぜ、大阪や東京等の大都市では、維新のような党が受けるのだろうか。
それは、大都市ほど格差が激しいからだと思う。

             

港区で小野候補が受けたのは、やはりタワーマンション等の高額所得者には、新自由主義的施策を支持しているからだろう。
また、大都市ほど、コンビニ店員などの非正規労働者が多いので、彼らは皮肉なことに、彼らを切り捨てる新自由主義的施策の党を支持するのである。
かつて、ドイツで、一番被害を受けた中産階級が、ナチスを強く支持したことと同様である。
やはり、小泉・竹中以後の新自由主義的施策の間違いだと思える。
トリクルダウンなどは、起こらず、竹中のように日本に住まず、自由に海外に住む人間がいるように、企業が収益を上げても、海外に投資してしまうので、国内の景気は少しも良くならないのである。
サッチャー・レーガンの新自由主義的経済施策は、皮肉なことにグローバル化以後は、無意味になったのである。

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