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Channel: 指田文夫の「さすらい日乗」
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『大阪野郎』

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1961年の松竹映画、大阪の釜ヶ崎にうごめく人間たちを描く。
主人公は、大木実で、行方不明になった妹を探すのがメインのストーリーだが、いろんな話があってごたごたしている。
もとは、大阪のテレビの連続ドラマだったそうで、いろんな話をまとめたからだと思う。
出演者は、豪華で伴淳三郎、藤山寛美、名和宏、高野真二、浪花千恵子、園佳也子、曾我廼家明蝶、そしてこの掃き溜めに鶴というべきが、環三千代。
大木は、妹を探し当てるが、山田百合子は、麻薬で頭がおかしくなっていて、大木を兄とは分からない。
松竹京都なので、現地での撮影が多く、この辺は大島渚の『太陽の墓場』より優っているようだ。
監督は、大曾根辰夫で、時代劇のベテランには珍しい現代劇。
タイトルに、フランク・永井の主題歌が流れ、「この映画の曲だったのか」と思う。
衛星劇場

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