浅野順子だった　『薄桜記』

『薄桜記』だが、前から気になっていたのが、勝新の堀部安兵衛が、討ち入り直前に婚姻する堀部弥兵衛の子である。
13歳となっていて、本当に小さい少女である。
台詞もないもないので、大映京都なので関西の子役だろうと思っていた。
だが、先日キャストを探すと、浅野すず子だった。

浅野すず子は、後に浅野順子になり、テレビではカバーガールのようなことをやっていたが、元は少女雑誌の表紙を飾る美少女モデルだったとのこと。
彼女はテレビにはよく出ていたが、映画にはあまり出ていない。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

中では、鈴木清順の名作『けんかえれじい』でのマドンナ役が有名だろう。
そして、大橋巨泉と結婚し、引退してしまった女優である。
『薄桜記』は、そう考えると結構いい役者を配役している映画であったことがあらためて分かった。