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Channel: 指田文夫の「さすらい日乗」
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嫌いな言葉といえば

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嫌いで、絶対に自分では使わない言葉は、「生き様」である。
これは、1960年代末に、挫折した左翼の連中が使いはじめたもので、そこにはいろいろと頑張ったが、目的を成就できずに残念という感が込められている。
言うまでもなく、死にざまから派生した言葉である。
だが、これが結構普通の人にまで使われているのに驚いたのは、20年くらい前だった。
普通の女性に、
「人間なんて生き様しかないでしょう」と言われ、絶句したものだ。

        

最近では、百田直樹原作の映画『海賊と言われた男』の中で、出光の社歌として「男の生き様・・・」と歌われているので唖然とした。
戦前の社歌に「生き様」はあり得ないからである。
これを見ても、百田直樹がものごとをよくわかっていないかが分かったものだ。

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