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Channel: 指田文夫の「さすらい日乗」
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イスラエルでは、富有柿を作っている

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先週、横浜の朝日カルチャーセンターで、日本女子大の臼杵陽先生の話で、「日本人にとってのエルサレム」を聞く。
エルサレムに行ったことのある、徳富蘆花、加賀乙彦、遠藤周作らの作家、さらに内村鑑三、矢内原忠雄らについてであった。
彼らについての話も面白かったが、戦後イスラエルでは、地中海沿岸で様々な果実の栽培を行った。
そこは、当時は湿地で、マラリアもあり、アラブ人は住まず、高地に住んでいた。

       

イスラエルは、世界中から果実の種を持ってきて、栽培を実験し、日本の富有柿、オーストラリアのユーカリの木等を植栽し、生育に成功した。
勿論、世界のユダヤ人の金の力である。
矢内原は、こうしたイスラエルの事業を高く評価していたようだ。
時代的な仕方なさもあるが、矢内原自身が植民地学者だったからだとも言えるだろう。
遠藤らの作家のエルサレム認識についてもいろいろな問題があったようだが、それについては書かない。

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