Quantcast
Channel: 指田文夫の「さすらい日乗」
Viewing all articles
Browse latest Browse all 3529

ロドニナが現れた

$
0
0

朝から雪で、この後も大雪になるというので、門前仲町で開催の予定だった川瀬さんと北中さんの「エチオピアジャズ講座」も延期だというので、一日家にいることにする。

午前中は、録画してあったロシア、ソチでの冬季五輪の開会式を見る。

ボロディンから始まり、古代から広大な大地に建設していくロシア、戦争等々の苦難、さらにロシア・アバンギャルドから宇宙開発までを象徴させ、やはりチャイコフスキーからストラビンスキーでしめるイベントはさすがだった。

そして、参加各国、地域、そして個人の入場行進が行われ、いまさらながら世界には沢山の国があるものだなと思う。

最後、聖火が持ち込まれてシャラポア、カレリン、イシンバエワ等が繋いだ後に、ロドニナが出てきた。

ロドニナと言ってすぐにわかったなら、あなたは相当なフィギュア・スケート好きである。

彼女、イリーナ・ロドニナは、ソ連のフィギュア・スケートのペアの金メダリストだった。

しかし、札幌五輪で優勝した後、彼女の相手の男は、別の女性を選んでペアを組んでしまった。

そこで、彼女は新たにペアの相手を探し、年下の若い男と組んで再びペアとして五輪で2回優勝するのである。

まるで少女漫画の物語のようだが、実話で、しかも彼女はロシアで、非常に尊敬され、評価されているとのことである。

現役時代、ロドニナは、ペアではなく、女子のシングルでも十分世界の上位に行ける実力のスケーターだったので、何度も優勝することができたのだろう。

オリンピックは、特に日本選手に偏ったテレビには問題も感じるが、やはり見ると一発勝負の真剣勝負は面白い。

最高のドラマがある。


Viewing all articles
Browse latest Browse all 3529

Trending Articles