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Channel: 指田文夫の「さすらい日乗」
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『新女賭博師・壺ぐれ肌』

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女賭博師シリーズ17作目で、最終作である。
このシリーズは、東映のヤクザ映画とは異なり、16作が東京撮影所で作られて来たが、これだけ大映京都で作られている。
監督は三隅研次だが、あまり画面は凝っていない。

     

江波杏子は、冒頭の勝負で負け、屋台のホットドック売りになっていて、賭博師を止め、若い男の水上保広を育てているが、それも悪玉の渡辺文雄のために傷めつけられる。
本郷功次郎と安田道代が絡んでくるが、話はあまり面白くない。
これで終わったのも無理はない感じだ。

このシリーズで好きなのは、鏑木創の音楽で、大正琴を使って不思議なムードを出している。
シリーズの終焉にしては、やや物足りないできだろう。
古い親分として杉山昌三九が出ていたが、この人は本当に良い顔だと思う。
日本映画専門チャンネル

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