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Channel: 指田文夫の「さすらい日乗」
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 『ファントマ・電光石火』

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元は、サイレントでも多作された喜劇シリーズのリメイク、1965年。
鈴木清順監督の『東京流れ者』や、ジョセフ・ロージー監督の『唇からナイフ』が好きな私としては、非常に楽しんだ。

           

要は、漫画的なアクション・コメデーだが、こういう物は、作る側がまじめに、また豪華にしないといけないものである。
そうしないと見る側は、白けてしまうのだ。
ここでは、ジャン・マレー、ミレーヌ・ドモンジョ、ルイド・フィネスも大マジメにやっていて、偉い。
話は、誘拐された科学者をめぐる騒動で、彼が研究しているのが、催眠術で人を動かす術という巫山戯たもの。
ジャン・マレーも結構アクションもし、仮面舞踏会のシーン等、金も掛けている。
もちろん、最後は正義が勝利するが、悪のファントマも逃亡してゆく。
次へのためだろうと思うが、次回作も作られている。

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