昼に食事に出て戻ると、BSで『冒険者たち』をやっているので、つい最後まで見てしまう。
1960年代、映画好きの若者たちに絶大な人気のあった作品で、男2人・女1人の構図の典型である。
大人が遊んでいるところが楽しく、現実は到底こうはいかないが、憧れである。
アラン・ドロンが汚い顔で出てくるのも良いし、リノ・バンチュラはさらに良い。
アフリカの土地がまるで極楽のように美しい。
そして、ジョアンナ・シムカスの少年のような背中と腰。死んだ彼女を潜水服に入れて水葬をする二人。
最後、強盗団との銃撃戦でドロンは死ぬが、その死の際に、リノ・バンチュラがつく嘘も最高である。
調べると、1978年に高田馬場パール座で見ている。元は高田馬場日活の名画座だった。
この前、1969年に、アンリコの映画『若草の萌えいづる頃』を見て非常に感激したのだ。これは、新宿テアトルだったが、あと『若者たち』『若者たちが行く』という凄いプログラムだった。
NHKBS