蒲田の安売りビデオ屋に『野良猫ロック・マシン・アニマル』があったので、買ってきた。
1970年、長谷部安春監督で、岩国から藤竜也と岡崎二朗が横浜に来る。場所は本牧の手前の埋め立て地で、今はヨーカードーがあったあたりである。
彼らは、ベトナム脱走兵(日本人俳優だが)を連れていて、彼が持ってきたLSDを換金して海外への逃亡させようとしている。
本牧の不良集団と接触するが、梶芽衣子らの女のバイク集団、さらに郷鍈治がリーダーのバイク集団との間での争奪戦が劇である。
勿論、セットだろうが本牧のゴールデンカップそつくりのバーのバーテンは、ロマンポルノで活躍する市村博(五條博)など、日活の若手が沢山出ている。青山ミチも出ているが、この頃はまだ活動していたのだ。
バイクによる疾走戦が見せ場だが、パチンコ屋や中華街の同発の中を走る等のシーンもある。
途中と最後のコンテナバースでの疾走戦は、本牧のBとCバースである。Aも出てくるが、もうできて供用されていたので、内部は使えず背景になっている。
1970年なので、Aの建設は終わり、BとCを整備していた時代なのだ。
今は、Aはコンテナバースではなくなり、大黒に川崎汽船等は移転し、B・C間は埋立られて一体のふ頭になっている。
この次のDふ頭建設が見られるのは、藤田敏八の『赤い鳥逃げた?』である。
最後の場面で、京浜外貿埠頭公団の看板が見える。公団は、その後東京と横浜の公社に分離されて横浜は横浜港埠頭公社に、さらに今は横浜港埠頭株式会社になっている。