この間の日本の政治は、「ものみな小池になびく」で大騒ぎだが、小池百合子は信用できるのだろうか。
勿論、信用性など、政治家にとって意味はない、優れた政治をするのが政治家だというご意見もあるだろう。
昨日も、小池百合子は、前原誠司との会談の後で、「私は衆議院選挙には出ません!」と断言したが、私は出るとみている。
理由は二つあり、一つは昨日の音喜多駿、上田玲子都議の都民ファーストの会からの離党に見られる、希望の党への好感度の急激な低下である。
言わば逆風下で、もう一度自分たちに風を吹かせるためには、一発大逆転のホームランとして公示直前での選挙出馬で話題にするしか方法はないからだ。
もう一つは、今回の2都議は、元みんなの党の議員で、これと渡辺美喜元みんなの党代表の、希望の党からの衆議院選挙出馬を小池が断ったことである。
要は、小池は自分よりも偉い人間はすべて排除する女性なのである。
もし、今回の選挙で希望の党がかなりの議席を取り、首班指名になったとき、自分よりも長い政治歴を持っていて、自民党内にも支持者のいる渡辺がいては、彼に指名が行く可能性があり、それは絶対に拒否して自分が首相になりたいのである。
小池百合子は、何が何でも首相になるたい女性なのである。
政治家なら当然でもあるが、それが相当に異常なのが小池百合子だと思う。
特に希望の党の公約で注目されるのは、「外国人の地方参政権反対」である。これは、かつては公明党は賛成で、小沢一郎も推進した政策である。
なぜ、これに小池が拘るかと言うと、彼女のエジプト留学時代に何かの体験ではないかと、私は下衆のかんぐりをするものである。
私は、小池百合子が、先日の希望の党の設立発表の時、若狭勝、細野豪志を両脇に従えて、
「お二人が検討してきたが、リセットして・・・」と言った度胸と面の厚さはすごいと思う。
普通の神経の人間で言える台詞ではない。