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Channel: 指田文夫の「さすらい日乗」
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『尼寺博徒』

逝ける映画人特集、この日は加藤治子。 加藤は、なんとも不思議な感じの女優で、テレビで見られるように普通のいいお母さんのように見えて、実は複雑な心性があるという感じが見えたものだ。 多分、それは彼女に経歴にも現れている。彼女の始まりがSKDであり、矢口陽子らと同期だったとは、もう知らない人も多いだろう。...

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武井咲は司会者だからよい 『黒革の手帖』

 『黒革の手帖』が面白くて毎週見ている。 この番組が成功しているのは、奥田英二、伊東四朗、高島政伸、高畠淳子らベテラン俳優の悪ノリ演技である。                 彼らは、誇張された演技を嬉々として演じているように見える。 この感じは、数年前の『半沢直樹』から始まったものだと思うが、淵源を辿れば、「赤いシリーズ」の大映テレビ室ドラマであり、さらに遡れば増村保造映画となる。...

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こんなものではなかったキューバ危機

今や、テレビでは連日北朝鮮のミサイル問題で大騒ぎで、明日にも核ミサイルが日本列島に飛んでくるような報道である。 先週も、ある飲食店で飲んでいると、店主から「北のミサイルが心配ですね・・・」と言われる。 自分たちの勢力維持のために北朝鮮危機を煽っている安倍晋三内閣は問題だが、今回の危機など、1961年の「キューバ危機」の深刻さに比べればほとんど問題ではないと私は思う。...

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最後は一億総懺悔 『ソロモンの偽証』

録画しておいた『ソロモンの偽証』を見るが、まずなんでこんなに長いのかと思う。 原作がそうなのだろうが、前後編併せて4時間以上とは、いくら何でも長いのではないか。                 中学2年の12月のクリスマスの夜に起きた自殺事件を、3年になった中学生たちが、その夏休みに自分たちの中学内裁判の法廷で真実を究明するのが主題である。...

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『郡上一揆』は見られず

午後、フィルムセンター図書室で調べることがあり、4時過ぎに1階に降りると、「この回の上映は定員に達しました」とある。 映画『郡上一揆』など、人気のある作品とは思っていなかったので、驚く。 フィルムセンターで、定員オーバーで入れなかったのは、内田吐夢の『どたんば』以来で、この時はすぐにアンコールをやったので、これもそのうちにやるだろう。...

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『三度目の殺人』は当たっているの?

先日、日比谷で『三度目の殺人』を見たが、半分くらいの入りだった。 平日の昼間だったが、こんなものかという感じだった。 福山って、そんなに人気があるのかと思うが。                   なにせ、筋がテレビの二時間ドラマ程度なのだ。 ただ、川崎、横浜が舞台なので、最後の崖淵の告白がないので、ドラマが盛り上がらないのだ。  

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『深夜の市長』は・・・

『肉体の門』を見ようとラピュタに行くが、満席。10分前に一杯になったとのことで、今度は横浜からは湘南新宿ラインにしようと思う。 渋谷行きのバスに乗り、東横百貨店前で降りてシネマ・ヴェーラへ。 安部徹、小沢栄太郎、河津清三郎の3悪役特集で、安部の善人役の1947年の川島雄三の『深夜の市長』               いきなり昼食中の銀行員が射殺されて強盗事件が起き、社会主義者の犯行とされる。...

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阪神が広島に勝つ!

NHKBSで、広島球場での広島・阪神戦の中継をやっている。 いきなり1回裏に広島が、能見から5点を取る。これで終わりだな、と思い、BS朝日の日本ハムの大谷祥平、BS12の楽天のオコエ(正確にはオコイェだが)などと混ぜて見ていた。...

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『川田晴久物語』

墨田区千歳にある渡辺信夫さんの私立図書館の眺花亭では、毎月映画会をやっていて、この日は皆大好きな川田晴久の物語。 30年位前のテレビ朝日の番組で、小堺一樹の案内で、関係者の話を聴いていくもの。 私も、もちろん同時代的に川田を見たのは、美空ひばりの時代劇映画で、大抵は瓦版売りなどだった。...

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映画と俳句、語り芸

現在では、世界的に見ても、1930年代に日本の映画が高いレベルにあったことは常識になっている。...

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北条時宗か 「国難解散?」

夕方、安倍晋三首相が衆議院解散の記者会見をして、国難解散と名付けた。 国難とは、言うまでもなく鎌倉時代に元が攻めて来た「元寇」のことで、執権北条時宗が対応したが、幸運にも神風が吹き日本は難を逃れた。 この時、鎌倉幕府を強く批難して迫害にあったのは、日蓮上人であり、創価学会の祖先に当たる大聖人である。 今回の解散では、日蓮を迫害した政権側と迫害された学会が協力しているのは、笑えることだ。...

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改革保守って何?

小池百合子の希望の党の、綱領いや、ただのスローガンにすぎないと思うが、改革保守だそうだ。 どう考えても、普通は改革と保守は、相反する概念である。 あえて好意的に解釈すれば、経済政策は新自由主義的改革、政治的には右よりの保守ということになるのだろう。 だが、その前に寛容な、という形容が付いているのだから、さらによくわからなくなる。...

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「安倍が窮地なのはいい」

先日、50代の女性と話したが、今回の選挙に向けての動きは滅茶苦茶で、なにをやっているのだと言う。 一体、民進党はどうなっているのか、と思うそうで、前原なんてバカだそうだ。 だが、「もっとバカの安倍がおたおたしているのは、気持ちがよい」のだそうだ。 安倍晋三首相を嫌いな人は結構いるものだと改めて思った。   なんでこんなに騒いでいるのかとのご意見もあるだろう。...

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佐藤栄作の評価

佐藤栄作といえば、佐藤B作という、彼の名を揶揄した役者がいるほど、左右両陣営から評判の悪い首相だった。 特に、ノーベル平和賞を受賞したのも、やりすぎだと思われたものだ。 だが、私は、彼の側近の日記を読んだあたりから、「この人は意外にも違うのではないか」と思うようになった。 岸・佐藤兄弟と一括りにされるが、この兄弟はかなり違う。第一に、佐藤は兄岸信介のような秀才ではない。...

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「日本を東洋のスイスに!」

これは左翼が言ったことでも、民進党が言ったことでもない。 戦後、アメリカによる日本の占領が終わり、独立させるとき、GHQ総司令官マッカーサーが言ったことである。 なぜ、こんなことを考えていたのかはよくわからない。多分、マッカーサーは、大統領選挙に出るつもりだったので、自分の成果としたかったのかもしれない。共和党の予備選挙に出るが、アイゼンハワーに負けてだめになる。...

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小池百合子は、信用できるか?

この間の日本の政治は、「ものみな小池になびく」で大騒ぎだが、小池百合子は信用できるのだろうか。 勿論、信用性など、政治家にとって意味はない、優れた政治をするのが政治家だというご意見もあるだろう。 昨日も、小池百合子は、前原誠司との会談の後で、「私は衆議院選挙には出ません!」と断言したが、私は出るとみている。...

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結局、オオカミおばさんになった小池百合子

小池百合子は、衆議院議員選挙に出ないことになった。さんざ出るの出ないのと日本中を大騒ぎをさせておいての結果とは、実に人騒がせな女である。 やはり、民進党の議員を選別すると言ったことが失敗だった。 最終的には、そうするにしても、公示直前まではあいまいにしておいた方が良かったと思う。 あのようにかっこよくきっぱりと言ってしまったのは、やはり人気故の奢りというべきだろう。...

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ガキのケンカ トランプと国務長官のIQ争い

トランプのすることは、いつもおかしいが、国務長官と以下のようにIQ争いになったというのは、本当に笑ってしまう。 せいぜい中学生の口喧嘩のレベルだろう。   「IQテストで白黒つけよう トランプ氏、「ばか」呼ばわり報道のティラーソン国務長官と勝負?」...

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判官びいきは存在しない

各種の選挙の世論調査で、自公が有利との報道が出ている。 かつては、「アナウンスメント効果」と言って、有利だと予想された側から、不利とされた方に票が流れるとされた。 これが日本人特有の判官びいきであり、アナウンスメント効果だとされてきた。                                         だが、現在では逆だと私は思う。...

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ピンク映画とロマンポルノは違う

最近、若い人と話していると、ピンク映画とロマンポルノを混同している方が多い。 だが、ピンク映画とロマンポルノは、明らかに違うのである。 ロマンポルノは、1971年から17年間、日活がやっていたもので、ピンク映画は1962年頃から、始まったものである。 一般的には1961年の新東宝の倒産で、失職したスタッフ、キャストによって始められたと言われている。...

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