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Channel: 指田文夫の「さすらい日乗」
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床屋ヴァイオリン

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伊福部昭先生のインタビューを読んでいたら、大正時代だと思うが、

「当時、床屋ヴァイオリンといって、どこの床屋にもヴァイオリンやマンドリンが置いてあったものです」とあった。

これは、初めて聞いた説だが、アメリカには「バーバーショップ・カルテット」と言って床屋のコーラスがあり、ミルス・ブラザーズもそうだったと思う。

私が子供の頃、床屋に置いてあるのは、床屋雑誌と言われた『映画情報』というグラフ雑誌だったが、これで有名なのは3億円事件の時の、黛ジュンの水着姿の『映画情報』のページだったと思う。

江戸時代から浮世床と言う言葉もあり、床屋は人と情報が交流する場だったのだろう。

                

 

交流の場には、音楽が伴われるということだろう。

ただ、江戸時代は、歌舞伎の『髪結新三』のように、流しの髪結いが多くて、店を持つのは主流ではなかったようだ。

 


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