参議院選挙に続き、東京では都知事選も行われている。
すでに期日前投票をした方も多いだろうが、これは以前は不在者投票と呼ばれていた。
だが、本当はこれは例外的なもので、本当の不在者投票は別にあった。
ある区の総務課にいたとき、中年の人がきて、「不在者投票をしたいので、住所の秋田県の市に連絡してほしい」とのこと。係長に聞くと、不在者投票の要請で、本当の住所の市に投票用紙を送るように電話する。
つまり本当の不在者投票というのは、地方から出稼ぎなどで都市に出てきていて、本来の選挙区で投票できない人に、投票用紙を取り寄せてあげて投票するものだったのである。
「こんな制度があるの?」と聞くと、「これが本来のものです。まあ創価学会しか知らないでしょうけれどね・・・」
そして、現在の期日前投票になるわけだが、私も不在者投票の管理者をやった経験から見ても、期日前投票の半分くらいは、公明党への票だと思う。
昔、テレビ等で選挙の投票風景として、高齢者等を戸板に載せて運ぶ等が報道されたものだが、やりすぎとのことで、今は見ない。
だが、期日前投票ならば、毎日支持者に働きかけ、投票所に行くこともできる。
だから、選挙の報道で、期日前投票が増えたとされたときは、公明党が力を入れているということになると私は思う。