先週の横浜シネマリンでの山田太一さんのトークショー(聞き手荒井晴彦)で、彼のTBSのドラマ『早春スケッチブック』のことに触れられた。
そこでの主人公で真面目なサラリーマンの河原崎長一郎と元カメラマンで自由奔放な生き方の山崎努との関係は、山田太一さん自身と寺山修司とのことだと言われた。
私は、このドラマはほとんど見ていなかったが、非常に驚いた。
確かに、この二人は早稲田の教育学部の同級生で、在学中から知り合いであり、その後も時に応じて交友はあったらしい。
だが、この劇を書いたころ、二人は交際を再会されたが、このドラマが終わると、寺山は突然病死してしまう。
このドラマには、二人の関係が投影されているとのことだが、レンタルDVDも出ているようなので、今度見ることにしよう。