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Channel: 指田文夫の「さすらい日乗」
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『龍三と七人の子分たち』

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北野武監督の最新作だが、面白いと思えば面白く、つまらないと思えばとてもつまらない。私は、途中で寝てしまった。

 

                 

 

引退して息子と同居している元ヤクザの藤竜也が、昔の手下を集めて、若い愚連隊の関東連合と戦うもの。

普通の映画のみならず、アクション映画では特に相手の悪役たちが重要になるが、こいつらが少しも強くも、悪知恵のある奴らでもないので、戦いは少しも盛り上がらない。

「バカに勝って何が面白いの」と思えてしまうのだ。

藤竜也、近藤正臣、中尾彬と、元日活(近藤の映画デビューは今村昌平の『エロ事師たち』である)の連中に新作映画で会うのはうれしいが、仲間内で喜んでいるだけのように思える。

この映画、なんとワーナーブラザースの製作、配給なのだが、ワーナーは、北野武を第二のクリント・イーストウッドと思っているのだろうか。

評価のされ過ぎではないだろうか。

横浜ブルグ13


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