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Channel: 指田文夫の「さすらい日乗」
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大日本プロレス横浜大会

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弘明寺の商店街で、割引切符をもらったので、横浜文化体育館での大日本プロレスを見に行く。
ここでは、エリック・クラプトン、スージー・クアトロ、ドゥービー・ブラザースなどのコンサートを見たが、プロレスは1983年4月の新日本プロレス以来。

大日本は、数あるプロレス団体の中でどのくらいのレベルか知らないが、来年は創立20周年というのは凄い。
行くと、すでに最初の6人タッグマッチが行われていて、10分過ぎに勿論誰かのフォール勝ちで終る。
次も、6人タッグマッチで、テーブル、鉄階段、ワイヤーボード等が使われるデスマッチ。
勿論、血が出るが、その度に歓声が上がり、「陽気なサドマゾ・ショー」と言う感じ。
第3試合は、ストロング・スタイルの1本勝負で、金本浩二、橋本和樹、高岩竜一、丸山敦など。
次がびっくりする蛍光灯200本デスマッチで、これはリング・ロープに蛍光灯を吊るして戦うもので、それで相手を殴ったり、床に並べてその上に落としたりする。
その度に、ボコッという大きな音がして、ガラスと内部の白い粉が大きく飛び散ると、これまたその毎に大歓声が上がる。
これは伊東竜二が勝つ。
ここで休憩になるが、それはリングの床に飛散したガラス片を掃除する必要もあったわけで、床に引いていた布を縦横に何度も畳んでいるので、これは何かと思うと、ガラス片を中央に集めているのだった。
何事もノウハウがあるものだと感心した。

休憩後は、BJW(BIG JAPAN WRESURING)認定世界ヘビー級タイトルマッチで、石川修司と河上隆一戦。
掛け声からは、河村の方が多く、人気のこの選手が勝つのかと思うと、意外にも石川が勝つ。
セミ・ファイナルは、ストロング・スタイルで、関本大介、神谷ヒデヨシ、岡林裕二、佐藤耕平戦だったが、誰が勝ったかは忘れた。
最後は、盛大なデス・マッチで、蛍光灯、テーブル、ブロック、ワイヤーボードなどを使っての、宮本裕向とケガから再起したというアブドーラ・小林との、BJWデスマッチヘビー級タイトルマッチ。
これと第5試合の前には、認定書の読み上げがあり、ファイナル戦の時には、花束贈呈があり、加藤哲也氏だったが、これには反応なし。
加藤氏は、言うまでもなく美空ひばりの息子であるが、どのような関係なのかは不明。
各試合の前には、ビデオでレスラーの紹介に続き、ヘビー・メタルの曲に乗り、派手にスモークを焚いて選手が登場するが、ファイナル戦は特に小林の再起を長く見せた。
ドイツ戦での腕の骨折、肝炎を経て、再起したのだそうで、この大会の売りだと思う。
当然、小林が勝つのかと思うと、なんとチャンピオンの宮本がフォール勝ちする。
チャンピオン・ベルトの贈呈は、大日本の代表のグレート・小鹿氏からで、この人は随分と背が高いのだなと思う。
この日の試合は、人気の多いレスラーではなく、相手の方が勝ったので、これは次の試合への布石なのだろうか。
1983年に見た新日本プロレスから見れば、随分と派手にショー・アップしていると思うが、それが時代なのだろう。
この文化体育館も、建築50年以上なので、数年後には建替える予定とのことである。


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