高倉健、菅原文太が亡くなり、いずれ名画座でも特集上映をすると思うが、この際なので、普通では上映されない作品をぜひやって貰いたい。
その第一は、新東宝の珍作『九十九本目の生娘』である。九十九人ではなく、九十九本目というのがミソである。
東北のサンカのような大和民族に滅ぼされた部族がいて、そこでは神社に処女の生き血で打った刀を九十九本、奉納するとその民族は再興するという言い伝えがあり、ある夜、神社に九十九本目の日本刀を奉納する。
とたちまち、刃にくもりが生じ、「これは処女の血じゃない」と神主言う。
前に町から誘拐してきた娘は、チンピラと性交していたのだ。
そこで、再度町に降りて、獲物の娘を探す。文太は、それと戦う警官だった。
その他、文太では松竹時代の作品では木下恵介の『死闘の伝説』が注目される。狂気のような役で、後の『仁義なき戦い』に通ずる役柄である。
高倉健では、佐伯清監督の『昭和残侠伝』シリーズを見たい。
これは最初は東京撮影所で作られたものだが、後に京都撮影所作品になった。
この佐伯監督の初期のものは、非常に静かな作品で、佐伯らしい抒情的なところが好きだった。
また、佐藤純也唯一の傑作『新幹線大爆破』をもう一度大画面で見てみたい。
そして、最後は泣くのである。
その第一は、新東宝の珍作『九十九本目の生娘』である。九十九人ではなく、九十九本目というのがミソである。
東北のサンカのような大和民族に滅ぼされた部族がいて、そこでは神社に処女の生き血で打った刀を九十九本、奉納するとその民族は再興するという言い伝えがあり、ある夜、神社に九十九本目の日本刀を奉納する。
とたちまち、刃にくもりが生じ、「これは処女の血じゃない」と神主言う。
前に町から誘拐してきた娘は、チンピラと性交していたのだ。
そこで、再度町に降りて、獲物の娘を探す。文太は、それと戦う警官だった。
その他、文太では松竹時代の作品では木下恵介の『死闘の伝説』が注目される。狂気のような役で、後の『仁義なき戦い』に通ずる役柄である。
高倉健では、佐伯清監督の『昭和残侠伝』シリーズを見たい。
これは最初は東京撮影所で作られたものだが、後に京都撮影所作品になった。
この佐伯監督の初期のものは、非常に静かな作品で、佐伯らしい抒情的なところが好きだった。
また、佐藤純也唯一の傑作『新幹線大爆破』をもう一度大画面で見てみたい。
そして、最後は泣くのである。