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Channel: 指田文夫の「さすらい日乗」
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富士五湖

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はまかいじとバスのツアーで、富士五湖のがあったので行くことにする。

富士山は、静岡側では語学研修で3ヶ月いたこともあるが、山梨側は行ったことがないので、行くことにした。

富士五湖と言えば、西湖で、映画『地球防衛軍』では、宇宙からの侵略者ミステリアンが、基地を作るのが西湖なのだ。

『地球防衛軍』は、空想科学映画の傑作だが、初めは夏木陽介、土屋嘉男、白川由実、水野久美らの青春映画の雰囲気で進む。

そこに宇宙人で侵略者のミステリアンが来て、彼らとの戦いになる。私には、このミステリアンの合成された不思議な声の台詞が今も忘れられない。

まず、横浜駅からの「はまかいじ」で、横浜線を順調に進む。

ツアーは、40人ほどで、母と娘の組み合わせが一番多いようだ。

ピーター・バラカンの「ウィークエンド・サンシャイン」を聞いていたが、途中で中央線の梁川駅で事故があったという。

そこから相模湖駅で1時間以上も止まり、結局2時間弱遅れて大月駅に着く。

この時の車掌のアナウンスが傑作で、「梁川駅で電車と自動車の衝撃があったので」と何度もいう。

多分、マスコミ等で「衝撃の」の使用が多いので、「衝突」の文字を見て、衝撃と読んでしまったのだろう。

最後に、やっと動き出したとき、「この後、諸事情で到着時間が前後左右することがあるかもしれないので・・・」で車内は大爆笑。

「時間が前後する」とは言うが、「左右する」とは言わないだろう。

JR東日本の入社試験には国語はないのだろうか。

大月からはバスで、山中湖、河口湖に行くが、大幅な遅れで時間が足りないので、浅間神社の後、本栖湖に行き、精進湖は通りすぎて見るだけ、西湖は省略になってしまう。

残念だが、こういう諸事情による変更は、旅の楽しみの一つで、私はむしろそれも面白いと思う者である。

本栖湖は、写真家岡本好陽が千円札の裏の絵柄を写真を撮影した場所だが、1935年のことだそうで、ここまで歩いて来たのだろうか。

どこからもあいにくの猛暑で立ち上る熱気の蒸気で富士山は全く見えず。

何とか時間どおりに着いた勝沼ぶどう郷駅では、まだ遅れが続いていて、1時間遅れで、「はまかいじ」に乗って横浜駅に戻る。

この日、私たちがウロウロした甲府付近は、40度だったらしい。

だが、湿度はないので、あまり暑いという気はしなかった。

秘密基地の西湖には、いずれいくことにする。

 


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