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Channel: 指田文夫の「さすらい日乗」
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こんなこと言ったの

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NHKの朝のドラマの『アンと花子』は配役が良いので毎朝、この時間だけ「バラカン・モーニング」を切って見ている。
脚本の中園ミホは、田中陽造の弟子だそうで、作りは上手いが、ときどき驚くような台詞が出てくる。

先週は、「元気をもらった」があったし、
その前には夭折する息子が、
「頭に来たよ」と言った。
元気をもらうとの表現は、つい最近のことで、「何々のお陰で元気になった」はあっただろうが。
頭にくるは、1960年代にクレイジー・キャッツ等が言った台詞で、当時は下品と批難された言葉である。
いずれも昭和初期にはない台詞である。
こういうことを書くと「いちいちつまらない事を書くな」とくるだろう。

だが、完全なフィクションならともかく、一応実在だった人物の話を元にしているのだからおかしいと思う。
そのうち、織田信長が、
「俺は明智光秀についにキレタよ」とか、「種子島銃はチョー・スゴイ武器だ」などと言うようになるのだろうか。

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