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Channel: 指田文夫の「さすらい日乗」
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出張円盤「レコード寄席」 万国博レコード特集

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夜、黄金町のたけうま書房で行われた出張円盤「レコード寄席」 万国博レコード特集に行くが、非常に面白かった。
高円寺で円盤をやっている田口史人さんによるもので、5月27日は、1970年の大阪万博関係のレコードで、山ほどあったそうだが、その後はしょぼいものばかりとのこと。
大阪万博は、世界的にも大成功の博覧会だったそうで、最高の日には、一日で80万人もの入場者があったそうで、帰れなくなる人も出たそうだ。
その後、この成功に便乗して多くの博覧会が開かれたが、ほとんど成功しなかった。
1975年の沖縄海洋博は、それでも多くのレコードが作られているそうで、中には自費出版のレコード盤のような中年のおじさんの奇妙なEPもあった。
中で最高は、本部(もとぶ)小学校のEPで、冒頭は三線で沖縄風だが、急にキャバレーバンド風のバックになってしまい、まるでムード歌謡コーラスになってしまうのだ。

その後、結構毎年どこかで博覧会は開催されていたようで、田口さんによれば、関西には「万博マニア」が多数いて、彼らは毎年そうした小さなものまで行っているとのこと。中では、香川の仁和で開催された太陽光発電の博覧会もあったとのこと。
1970年だ末には、東京で「宇宙博」と言うのが行われ、笹川良一の金で立派なLPが何枚も作られているが、皆シンセサイザー音で、本当は某大作曲家が作曲していているが、本人のディスコグラフィー上ではないことになっているとのこと。

1985年に筑波で行われた科学万博には、中国から来た人間を連れて私も現地に行った。
なにも憶えていないが、会場ではあるパビリオンの中で、植物の水耕栽培の実験をやっていたのを見たことだけが記憶としてある。
現在では、サラダ菜、レタスなどで実際に水耕栽培が工場で行われているが、その実験だったのである。
毎月、最終火曜日に行うとのことなので、来月も来ることにしよう。

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