先日の佐藤先生の講義の中で、重要なことの一つは、日本も米国外務省の暗号電報を解読していたことだった。
だから、例のハル・ノートが来て、アメリカも戦争準備になるだろうことを予測していたとのこと。
問題の真珠湾攻撃の通告が遅れたことも、その意味では大問題だとは思っていなかったようだ。
両方ともいずれ戦争に入ると思っていたのだから、通告が多少遅れたとしても、問題ではないと思っていたのだと思うし、特に海軍は、できるならギリギリに通告してくれたらと思っていた。
だが、これは日米両軍の首脳の話で、一般国民とは無関係なことだった。
そこで、ルーズベルトは、「不意打ちの卑怯なだまし討ち」に会ったと議会で演説して、国民に強くアピールした。
「リメンバー、パールハーバー」
また、ルーズベルトは、日本が戦争を仕掛けてくるようにしたというのも、半分は当たっているが、それがいつどこで行わっるかは、アメリカも分からなかったのだ。