『ヒューマニエンスQ』で、人間と家畜について報じていた。
山羊に始まる家畜の歴史、馬、犬、牛、豚、鶏、猫などの「家畜」の飼育は、1万年前に中東で起こった。
それは、小麦、大麦、米などの農業の開始とほぼ同じ時期だった。
現在のように、農業と牧畜は分離したものではなく、春から秋は農業、冬は牧畜と言ったもののようだ。
こうした、農業と牧畜によって、人の食料は安定し、人口が増加していく。
そして、今日の人類の繁栄を作り出したのだ。
と同時に、新たに始まったのが、戦争だった。
それまでも、一部の戦闘はあっただろう。
だが、都市と都市、国と国と言った大規模な戦争は、それまではなかったのだ。
農業と牧畜の開始によって、人間の定住によって都市が生まれ、階級ができ、富の偏在ができ、国家となる。
その結果、何かの問題を原因とする戦争が生まれたのだが、この番組では報じられていなかった志。
まあ、NHKの限界だろうが、私は、NHK党のように、それはひどいとは思わない。
自分のNHK聴取料とのトラブルから、それを全国民の問題とする立花孝志の言い分は、到底信じられない。
NHKを批判する前に、程度の低い吉本興業らのタレントのくだらない番組を批判すべきだと思うのだ。