去年亡くなった下川博脚本の代表作だろう。
杉山義法との共作となっているが、当時下川の言っていたところでは、杉山はほとんど書いていなくて、下川が書いたとのことだ。
話は、安宅の関で、中村吉右衛門の弁慶が勧進帖を読み上げるところで、富樫は児玉清。
最後、見せろと言うところで、弁慶は白紙の勧進帖を見せる。
ここは、「良い」と褒められたそうだが、忠臣蔵にもあったような気がする。
そして、弁慶に先に行っていた義経たちをまた、別の関の役人が咎めると、ここで弁慶は義経を
「新参者め!」と打擲し、詮索を逃れることができる。
まあ、元が良くできているので、出来たシナリオだろう。
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