私が、横浜市役所に入って数年後に聞いた、非常に驚いた言葉の一つである。
市役所がヤクザなら、世の中はヤクザでないところはなくなるのではないか。
これを言ったのは、S課長で、明治大学出身で、最後は某区の区長になった方である。
もっとも、市会事務局は、議員さんが絶対で、彼らの言うことがいつも正しい、ヤクザ映画のごとき世界だったのだが。
どうやら、そうではなく市役所の仕事全体が、ヤクザ的と言ってらしかったので、驚きだった。
ただ、この方は、麻雀が大好きで、朝きちんと出てくることはなく、10時近くに出てくる人だったのだが。
当時の局長も、さすがによく見ていて、「こんなことでは上に行けないぞ」と警告していたが、後に区長にまでなったのだから、それなりに評価されていたのだと思う。