夜、阪神が勝ち、巨人が負けて、非常にいい気分で、『剣客商売』を見る。
藤田まことなので、2004年頃だろう。
脚本は野上龍郎で、監督は小野田嘉幹、道端で藤田は、子供が誘拐されてようとしているところに会い救う。
子は、蝋燭問屋越後屋・草薙幸二郎の孫で、店には孫に対して千両をよこせという手紙がきている。
岡っ引きの峰岸徹が、店の諸事を請け負っているが、この強請については、早く金を払えばと言っている。
草薙も峰岸も、もう亡くなっている。
その峰岸の情婦が川崎あかねで、川崎は、大映末期の京都の女優で、東京の渥美マリと並ぶスターだった。
話は、簡単で、強請は、峰岸が仕組んだもので、最後はすべてが分って立ち回りとなって終わり。
峰岸は、本当にいい男だったが、やや暗いところがあり、爆発的な人気にはならなかったようだ。
私は、東陽一の映画『サード』で、女子高生売春の森下愛子を完全に行かせてしまう黒フンのヤクザが良かったと思うが。