「共産主義は、世界の青春!」
こんなスローガンがあったことをご存じだろうか。
1960年代、民青が叫んでいた。
私は、民青と日本共産党が嫌いだったので、嘘だと思っていたが、ソ連にシンパシーを持っていた人は多かった。
早稲田の文学部でも、露文科は人気で、五木寛之も、露文科中退である。
今回の、ウクライナ侵攻は、私は日本の満州事変から日中戦争への侵攻に似ていると思ってきた。
戦況の推移も、よく似ている。
満州事変では、日本は現地の軍に圧倒的に勝っていたが、日中戦争では、中国軍は各国の支援を受けて日本は大変に苦戦した。ドイツが、中国に武器を売り、軍事顧問団も送っていたのだから、嫌になる。
特に上海では、日本はトーチか戦で苦労した。トーチカは、一次大戦で使われたもので、日本は不慣れで苦戦したのだ。
私の叔父も上海戦で亡くなっている。ただ、戦闘死ではなく、赤痢によるものだったようだが。
そして、日本軍は当時の中国の首都南京を占領したが、中国は首都を重慶に移して戦闘を続けた。
今回、ロシアは首都のキエフを攻撃しているが、まだ占領できていないのは、大きな誤算だろう。
そして、日中戦争とウクライナ戦との大きな違いがある。
それは、報道の差で、日中戦争では、南京に日本軍が侵攻して初めて「虐殺」が報道されたが、今回の戦争では民間のネットによる世界への報道で、ロシアの虐殺が報道されている。
ロシアのプーチン政権は、もう長くないと私は思う。