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Channel: 指田文夫の「さすらい日乗」
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バリも近くなりにけり

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インドネシアのバリ島で、ダイビングに行った方が遭難したことが報道されている。何人かの人が無事に救助されたことは喜びにたえないが。

バリ島は、ダイビングの人気スポットとのことで、今は日本からの直行便もあるようだ。

だが、31年前に私が新婚旅行でバリに行った時は直行便はなく、ジャカルタまで日航機で行った後(それも成田からマレーシアのクアラルンプールまで行き、そこで機体交換してだった)、インドネシアのガルーダ国内便に乗り換えて、やっとデンパサール空港についたのである。

当時、デンパサールでは、クタ・ビーチが中心で、そこに面した、日本の戦時賠償で作られたというバリビーチ・ホテルに泊まった。

島の観光ツアーがあり、中で半日、ヌサドア・ビーチというきれいな砂浜の海岸に行ったが、そこには何もなく、インドネシア人警官が木陰で昼寝していた。

ツアー・ガイドの話だと、

「ここにJALのホテルができますよ」とのことだったが、今はここはすごいリゾート・地域になっているようだ。

デンパサール市内や海岸に行くとオーストラリアやニュージーランドの若者が、木陰で何もせずにゴロゴロしていた。

多分、マリファナを吸っていたのだろうと思う。

 

なぜ、バリ島に行ったかと言えば、1980年代当時、インドネシアのポピュラー音楽のカセットを入手するには、現地に行くしかなかったからである。

この時は、後に日本でもLPが出た、小型ガメランのグループ、ガプーラのカセット等を買い、中村とうようさんにコピーして送った。

                

当時は、そのように誰かが新たに入手した音源を互いによく交換していたものである。

もちろん、妻はインドネシアのポピュラー音楽に大して興味はなかったのだが、次に行ったシンガポールでのブランド品の買物には大いに満足していたようだった。

私は、香水やスカーフが安いと言われても、まったく理解できなかったのだが。

 


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