横浜市役所の車について書くと、1950年代はほとんど外車、アメ車だったようで、トラックもフォードなどを区役所や土木事務所では使用していたようだ。
幹部職員の公用車に国産車が使われるようになったのは、日産のプレジデントができた後のことのようだ。
私の知る限り、幹部の公用車に日産以外を使ったのは、2例しかない。
一つは、1970年代に、社会党の副議長で「千人切りを自称する」A議員で、日産よりもトヨタの方が安くて性能が上との理由で、トヨタのクラウンに代えさせたが、この時は財政局が最後は局長までが来て、「止めてください」と懇願したが、トヨタにしてしまった。
本当の理由はよくわからないが、多分クラウンの車高が低いのが好きだったのではないかと私は思う。この人は背が低く、足も短かったからだ。
次に、横浜市で日産車以外に乗ったことがあるのは、誰あろう中田宏氏である。
ある時、ある区で部長をしていて、区の町内会長感謝会と言う行事に出ていた。会場の入り口にいると、見慣れぬ外車が来て止まり、
中田氏が降りて颯爽と会場に入っていった。
私はすぐ秘書に聞いた、「この車はなに?」
「ジャガーですよ・・・」
横浜市に日産の本社を誘致したとえばっていた中田宏が、自分はジャガーに乗っている!
それ以来、彼の言うことは一切信用しないことにしている。