名無しのごん子さんと私が言っている中村勘三郎は、代が違うのではないかと思いました。
私が言っているのは、1988年に亡くなった17世中村勘三郎のことで、ごん子さんが言われているのは、彼の息子で去年亡くなられた18世の中村勘三郎のことではないでしょうか。
17世は、大変芝居の上手い、勘の鋭い役者でしたが、反面気が乗らないときは、適当に演じるので有名でした。
それらのことを千谷道雄さんも書いているのです。
それに対して、昨年亡くなった元勘九郎の18世中村勘三郎は、父に比べて非常に真面目で、適当に演じることはなかった役者でした。
ただその分、心身をすり減らして若死にしてしまったのかもしれませんね。