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Channel: 指田文夫の「さすらい日乗」
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千葉にはシェークスピアは似合わない

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1月1日は、例によってバスツアーに行く。

富士山周辺は行ったので、房総に行く。まずは館山のKという漁師市場で鮨の食べ放題。ネタはそう悪くはないが、シャリがひどい。酢飯の味がしないが、まあそんなものだろう。

午後は、野島崎灯台に行くが、神社には、誰も見ていないが、大きな日露戦争記念碑がある。

確かに日露戦争の勝利(ではなく、本当は両者息切れの引き分けぐらいだったのだが)は、大イベントだったのだろう。

去年のラクビーの1勝の何倍もの大勝利だったのだろう。だが、それが司馬遼太郎に言わせれば、帝国陸海軍の堕落の始まりだったそうだが。

 

次は、イチゴ食べ放題で、これは意外にも美味しかった。

だが、そこからバスが出る時、シェークスピア・カントリーの看板と英国風の建物を見る。

                                     

 

ここには、かつてシェークスピア・カントリーがあったのだ。

20世紀の終わりごろ、私の友人の知り合いが、ここで演劇イベントをするとのことで、案内をもらったことがあり、

「そんなところで芝居をやって客が来るの」と思ったものだ。

数年後には、カントリーそのものが廃園になったようだ。

 

帰りは、金谷から久里浜への東京湾フェリーだったが、テレビでは関西芸人のお笑いをやっていた。

昔、正月は漫才が来たものだが、今はテレビ芸人が、家のテレビで新年を寿いでいるのだろうか。

まあ、時代と言うものだろう。


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