今、私が住んでいる部屋は、安い賃貸マンションの1室だが、
「あそこは、昔は億ションだったのですよ」
本当かねと思ってきたが、先日、本当であるらしいことを体験した。
それは、鍵がおかしくなり、土曜だったので、管理会社も休みで、仕方なく「鍵の専門会社」に電話して急に来てもらった。
すると、「これは今ではもうない、珍しいタイプの扉です。すごく重いですね」と言われた。
その道の方たちで、襲撃に備えるものだったのかと思う。
思い出したのは、管財係長をやっているときで、根岸湾イ地区の岸壁に台船を長期に放置している業者がいて、横浜でもないので、取り締まっても良いとなった。
そこで、管理に厳しいKさんと二人で、高輪の業者の本社のあるマンションに行った。
すぐに分かってエレベーターを出て、部屋を当てて、ノックすると空いたので、ドアノブを引いた。
さっと開いたが、その後ろにもう一つドアがあった。
つまり二重扉になっていたのだ。
「至急撤去してください」との通知を出てきた若い女性に渡して横浜に帰った。
今では、写真で見ると不法の放置はないようで、まことに好ましいことだ。