テレビで、大島渚のストーリーが紹介されていたが、彼が倒れた時、右マヒだった。
これは、男性には珍しく、長嶋茂雄と同じなのだ。
右マヒになると言うことは、左脳の感覚、感性を保護するためだと思う。
大島も長嶋も、感性的な人なのだ。
さて、高校時代私は、大島渚の映画を見ていたが、早稲田の映研に入って、彼らが大島をあまり評価していないのには、少し驚いた。
彼らが評価していたのは、川島雄三や鈴木清順だった。
大島が倒れて再起した作品の『御法度』だが、川崎の映画館で見てなんだと思った。
私が評価する大島渚の映画は、『太陽の墓場』、『少年』、そして『愛のコリーダ』である。
どれも、実は松竹的な作品なのだ。
大島渚については、1960年代末に、「日本社会党の委員長にしよう」という動きがあったことを思い出す。
多分、大島は、石原慎太郎が先に政治家になっていたので、二番煎じは嫌だったのだと思う。
今の社会民主党の体たらくを見ると、これはなった方が良かったかなと思う。