田中裕子というのは、苦手な女優で、彼女は、いつも自分の間で台詞を言うのである。
それは、相当にしつこく、会話している内に、いつか相手の役者は、彼女に合わせるようになってしまう。
そこが魅力なのか、沢田研二は結婚してしまったし、高倉健も晩年の相手に田中裕子を選んでいる。
そうした演技は別として、私は彼女の曲は好きで、カセットを持っていて、久しぶりに聞こうとして巻き戻しをすると古くなっていたためかテープが切れてしまったので、通販でCDを買う。
「悲しいほどWhite」は、完全にブルース・スプリングスティーンだが、やはり良い。