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Channel: 指田文夫の「さすらい日乗」
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『サンタフェ』

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ランドルフ・スコット主演の典型的B級西部劇とされるが、なかなか面白かった。
            南北戦争以後の19世紀末、ジョージア州のブリットは、弟たちと西部に行く。ブリットは、鉄道会社に職を得るが、弟たちは悪の仲間になってしまう。サンタフェ鉄道は、西に路線を敷いていき、そこには南軍の連中も入っていた。インディアン(先住民)に止められたりすることもあるが、一番の障害は、工事を追ってテントで酒場と賭場を行っている連中。工事現場の連中は、給料が出ると、翌日は酒場と賭場に行く、半分を使ってしまうという。ついにブリットらは、テントを燃やして彼らを追い払ってしまう。グランドキャニオン鉄道との先乗り争いもあるが、サンタフェの方が先に着いたとのことで、グランドキャニオン鉄道は辞退する。これは、鉄道やバスでも行われている「先願主義」で、日本でもバスや鉄道の免許は、先に保有していた者が権利を持っていて、後から出した者は、先願者の許可がないと取得できない。最後は、当然無事鉄道はサンタフェまでできる。
そして、スコットは、次にネバダ鉄道に行く。映画だから良いが、これのようにアメリカの白人たちで大陸横断鉄道ができたのは、歴史とは違うはずだ。中国人ら、アジア人が多く使用されていたはずで、「横断鉄道には中国人の死体が埋まっている」との言葉もあったはずだ。ザ・シネマ

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