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Channel: 指田文夫の「さすらい日乗」
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『メイキング・オブ・モータウン』

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モータウン・レコードの創設から現在を描くドキュメンタリーである。1950年代末に、デトロイトでベリー・ゴーディー・JRがモータウンレコードを作り、黒人音楽を積極的に売り、多数のグループを排出してゆく。テンプテーションズ、ミラクルズなどだが、ついには『エド・サリバン・ショー』にまで出るに至る。デトロイトからロスアンゼルス拠点を移し、さらに洗練されてゆく。それは同時に、1960年代の公民権運動に象徴される黒人の地位向上に対応するもので、その頂点は2009年のオバマ大統領の選出だった。

           

これを見てあらためて思ったのは、モータウンにとって最大のスターは、ダイアナ・ロスであり、そこには仕草や立振舞いまでを最上に磨き上げる演出をする。さらに、内容的に最高なのは、マービン・ゲイの曲で、『愛の行方』は思想的にも最高のレベルに達していたのだという。
黄金町シネマベティ

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