Quantcast
Channel: 指田文夫の「さすらい日乗」
Viewing all articles
Browse latest Browse all 3529

『実録・ジプシー・ローズ』

$
0
0
1974年の日活ロマンポルノ、監督は最多登板の西村昭五郎、舞台で踊子が踊っていて終わると、客席に正訓氏がいて、坂本長利が近いずいてきて挨拶する。

                  

1950年、舞台上に大きな額縁があり、その中に半裸のローズが立っていて、伸ばした手にヨハネの首を支えている。戦後、始まったストリップの「額縁ショー」である。
すると、ローズは、ヨハネの首を舞台に叩きつけ、身にまとっていたショールを脱ぎ捨てて、一人で踊りだす。
びっくりするスタッフの坂本と演出家の五条博だが、客は大いに受ける。
ローズは、大きく踊るが、さらに腰を大きく動かすグラインドをしていき、これでストリップの大スターになっていく。
このとき、彼女は15歳だったというのだから、現在では児童福祉法違反で駄目である。

彼女は全国を巡業し大スターになるが、次第に酒に溺れるようになり、日常生活のすべては正訓がするので、ものを買うことも、電車に乗るこあともできなくなる。
いろんな挿話があるが、登別温泉で二人が風呂に入っていると、高橋明の盲目の夫婦が入ってくる。
彼らは、他に人がいないことを確かめると、そこで性交し始める。
そこで、ローズと正訓も性交する。

時代が進み、全スト時代になり、局部を見せないローズは「時代遅れよ」と若いストリッパーから言われるようになる。
それでも彼女は踊り続け、アルコール依存症になり自分では立てないまでになる。
キャバレーで、回転イスで踊るまでになる。そして、急死してしまう。
タイトルでは、声の出演として、長部日出雄、田中小見昌、寺内大吉、吉行淳之介などの名があり、昔蒲田名画座で見たときには、彼らの声が画面に被せられていたが、今回はなし。著作権の問題なのだろか。

衛星劇場


Viewing all articles
Browse latest Browse all 3529

Trending Articles