1984年、日活ロマンポルノ作品の全盛期で、またバブル時代だったことを思い出させる意味はある。
冒頭に砂浜をジョギングしている老婦が倒れる。高山千草さんで、最後の病院の看護婦長は橘田良江さんと日活の女優が出ている。
鎌倉海岸に立つ豪邸に住む若者・南条弘二は、なぜか金持ちで外車に乗って東京の店に行く。
カフェバーで、石黒ケイが歌っていて、店には南条と五十嵐夕紀、当然のごとく五十嵐は、南条の車に乗り込み、鎌倉の家に行き、セックスする。
彼女は、後腐れないのがいいと言うが、まったく嘘であることが分かるが、南條に惚れたのが、金持ちでかっこいいというのだから笑える。
全体としては、「火曜サスペンス劇場」程度の筋書で驚くが、『女猫』をヒットさせた山城新伍へのお礼だったのだろうか。シナリオは、那須真知子。
五十嵐は、過去に大学教授だった中尾彬と不倫して、妻にばれて中尾に妻殺害をさせたことがある。刑を終えて五十嵐と再会した中尾は、「淫売婦!」になった五十嵐に驚いて自殺してしまう。この頃の中尾は、まだ不気味な男を演じている。
見ていて嫌になるが、面白いのが南條の店で、せんだみつおがはしゃぎまわるのと、最後に南条の豪邸でパーティが開かれて山城がゲストでくるところだけなのだから悲しくなる。
配役で見れば、五十嵐がミスキャストで、初めはそのように見えないが、異常に南條を追う女には見えないことである。
こういう悪女は、感嘆のようで結構難しい役で、素人の五十嵐には無理なのである。
最後、彼女の復讐が成就して終わり。
衛星劇場
冒頭に砂浜をジョギングしている老婦が倒れる。高山千草さんで、最後の病院の看護婦長は橘田良江さんと日活の女優が出ている。
鎌倉海岸に立つ豪邸に住む若者・南条弘二は、なぜか金持ちで外車に乗って東京の店に行く。
カフェバーで、石黒ケイが歌っていて、店には南条と五十嵐夕紀、当然のごとく五十嵐は、南条の車に乗り込み、鎌倉の家に行き、セックスする。
彼女は、後腐れないのがいいと言うが、まったく嘘であることが分かるが、南條に惚れたのが、金持ちでかっこいいというのだから笑える。
全体としては、「火曜サスペンス劇場」程度の筋書で驚くが、『女猫』をヒットさせた山城新伍へのお礼だったのだろうか。シナリオは、那須真知子。
五十嵐は、過去に大学教授だった中尾彬と不倫して、妻にばれて中尾に妻殺害をさせたことがある。刑を終えて五十嵐と再会した中尾は、「淫売婦!」になった五十嵐に驚いて自殺してしまう。この頃の中尾は、まだ不気味な男を演じている。
見ていて嫌になるが、面白いのが南條の店で、せんだみつおがはしゃぎまわるのと、最後に南条の豪邸でパーティが開かれて山城がゲストでくるところだけなのだから悲しくなる。
配役で見れば、五十嵐がミスキャストで、初めはそのように見えないが、異常に南條を追う女には見えないことである。
こういう悪女は、感嘆のようで結構難しい役で、素人の五十嵐には無理なのである。
最後、彼女の復讐が成就して終わり。
衛星劇場