職人芸の日本映画
日本映画が、アカデミー賞で2本受賞したのは、喜ばしいが、どちらも技術的である。 日本映画の黒澤明、小林正樹、小津安二郎、溝口健二らも結局は職人的仕事の見事さに成立していたと思う。 だから、映画『オッペンハイマー』のような作品は出てこない。 日本にも興味深い人間はいた。 陸軍の石原莞爾など、最高ではないか。...
View Article3月は、31日では終わらないんです・・・
「3月は、31日ではなく、50日までありますから・・・」と聞いたのは、 1989年12月末に、パシフィコ横浜から横浜市総務局国際室に異動した時だった。 1989年度の国際室の調査事業で、2本も委託業者も決まっていないものがあり、 「指田課長、すぐに業者を決めて事業を始めてください!」と言われ、 驚いて、担当の荒木田百合さんに聞くと、...
View Article『赤いハンカチ』のラストシーン
石原裕次郎、浅丘ルリ子の映画でベストと思われるのが、舛田利雄監督の『赤いハンカチ』である。 このラストシーン、裕次郎とルリ子が別れるシーンは、墓場のようなところだ。 昨日の『第三の男』を見て、これのラストシーンに類似しているなあと思った。 私は、こういうことを否定しているわけではなく、肯定している。...
View Articleウィーンについて
映画『第三の男』の舞台は、オーストリアのウィーンで、ここは第二次世界大戦後は、複雑な状況にあった。 戦時中は、ドイツだったオーストリアは、東から侵攻してきたソ連軍によって占領されたが、イギリス、アメリカ、フランスによってウィーンは、分割統治されていた。その中で起きたのが、この映画の物語なのだ。...
View Article『第三の男』のリメイクは
『カサブランカ』のリメイクが日活の『夜霧よ今夜も有難う』なのは有名だが、『第三の男』もリイメイクされている。 赤木圭一郎主演の『霧笛が俺を呼んでいる』で、共演は芦川いづみで、赤木が横浜に探しに来る旧友で、実は悪になっている男は、葉山良二なのだ。...
View Article桜の映画と言えば
桜の映画と言えば、鈴木清順の名作『けんかえれじい』で高橋英樹が、浅野順子と見に行く夜桜も大変に美しい。 浅野順子は、可愛いかった割に映画に出ていないと思っていたら、実は結構出ている。 それも大映京都の時代劇である。 浅野寿々子 1957.07.30 十七才の抵抗 日活 ... 可奈子の幼少時代 1958.11.15 赤胴鈴之助 黒雲谷の雷人 大映京都 ... しのぶ...
View Article美しい花見の映画
近年、桜の花が咲くのが早くなっているが、地球温暖化の性なのか。 花見が出てくる映画もいろいろあるが、私が一番好きなのは、川島雄三監督の『花影』である。 この映画の最後の方で、複数の男との関係を経てきた銀座のクラブの女給池内淳子は、最初の男である池辺良と夜桜を見に行く。 そこは、青山墓地で、夜桜が美しいが、岡崎宏三と美術スタッフが作った人工の桜だったはずだ。...
View Article誕生日に思う
今日、3月8日は、私の誕生日で、76歳になった。今朝、低気圧の影響で雪が降ったが、5歳ごろのときも、東京池上だったが、大雪が降って家の前の電線が切れて停電になっり、お誕生日の祝いができるか、本当に心配したこともあった。 さて、1947、1948、1950年生まれは、250万人もいたそうだが、去年の出生者数は、75万人だそうで、30%であり、人口減少社会である。...
View Article同じ動脈乖離だが・・・
五百旗頭真先生の死亡は、急性「大動脈乖離」で、これは石原裕次郎もやったことがあった。 実は、私も「動脈乖離」で倒れたのだが、心臓につながる大動脈乖離ではなく、右脳の大動脈乖離で、これは非常に珍しいものだそうだ。 もちろん、脳内で動脈乖離が起き、その結果右脳の一部で梗塞が起きたので、脳梗塞となったのである。...
View Articleまるで映画『青春残酷物語』みたいだ
まるで、大島渚の映画『青春残酷物語』みたいだと思う。 映画では、桑野みゆきは高校生で、川津祐介は大学生だったのだが。 この映画では、桑野と川津の方が死んでしまうのだが。 川津祐介も、桑野みゆきの姉久我美子の元恋人で医者の渡辺文雄もとっくに死んでいて、監督の大島渚も、撮影の川又昂も、音楽の真鍋理一郎も亡くなられている。...
View Article40年前の「贅沢三昧」
東証の株価が4万円を越えて、40年前の水準を越えたと大騒ぎである。 懐かしのバブル時代だが、私もパシフィコ横浜の営業部にいたとき、1回だけ「贅沢三昧」があった。 それは、何かの医学界で本郷の東大医学部に営業に行った後のこと。 パシフィコ横浜の上司の課長の他、JTBの担当の方もいて、5人くらいで行き、そのまま上野のカラオケ店に行った。...
View Article『高鳴る心の歌』 朝妻一郎
この本は、この数年に読んだ本で一番面白かった。 朝妻一郎と言えば、1960年代以降、日本のポピュラー音楽のLPを見ると必ず解説を書いていた方で、非常に年上の方だと思い込んでいた。 だが、この本を読んで、私より5歳上の方だと分かり驚いた。 朝妻さんは、高校時代にポール・アンカが好きになり、彼の後援会の代表になる。...
View Article大谷の両親は横浜にいた
大谷将平の結婚話で、マスコミのすべてが占領されているが、実は大谷選手のご両親は、横浜にいたのだ。 彼の父親は三菱重工横浜の野球部にいて、レギュラーの選手だったが、そこでバドミントンをやっていた女性と知り合って結婚して生まれたのが、大谷翔平君なのだ。 彼は、非常にまじめで親の生き方をよく見ていると思うので、結婚相手は、彼の母親のような方ではないかと私は推測する。...
View Article佐藤栄作が言った「なかそね、みき君はどうしているかね」
これも笑いはなしで、あろ日、佐藤栄作首相が聞いたそうだ。 「なかそね、みき君はどうしているかね」 秘書は言った、「中曾根康弘氏と三木武夫氏は・・・」 「違うよ、仲宗根美樹君のことだよ」 後に沖縄返還に尽力された佐藤栄作氏の言葉のようだ。
View Article仲宗根美樹、死去、79歳
歌手の中曽根美樹が亡くなったそうだが、結構映画にも出ている。 また、吉永小百合、浜田光夫の映画『愛と死を見つめて』では、この二人が仲宗根の『川は流れる』を唄っている。 この映画では、今テレビの朝ドラの主人公の笠置シズ子が、吉永と病院の同室の患者の叔母さんとして出ている。この頃、笠置は歌手をやめていたのである。 仲宗根 美樹 1963年(キングレコードの広告)...
View Articleもう出てこないだろう 2・26事件資料
昨日は、106年前に2・26事件がおきたときで、この時期になると「新資料」が出て来たものだが、この数年はない。さすがに100年も経つと関係者はもとより、遺族ももういなくなったからだろう。 さて、この事件は、戦前の最大の事件の一つであり、日本の近代史の問題点の集中である。...
View Article『宮沢喜一日録』の存在
昨日の朝日新聞に、元首相の宮沢喜一氏の日録があり、遺族から委託されて御厨貴先生らが編纂されているとの記事があった。 いずれ、公開されるらしいが、ぜひ見てみたいものだ。 日本の首相の中で、宮沢喜一氏は、もともとエリートで、高級官僚だった人の典型であり、その最後の方だったと思う。...
View Article『ZK』を見て
映画『ZK』、頭脳警察を見て、食わず嫌いだったことを悔いた。 彼は、赤軍などの左翼過激派との関係が言われたが、その本質は、抒情的なメロディメーカーであることが分かった。 それは、彼(パンタ)は、埼玉の所沢に生まれ育ったことで、アメリカ軍基地の文化を浴びたからだったと思う。 それは、レゲエの ボブ・マーリーにも類似していると思う。...
View Article山本陽子、死去、81歳
女優の山本陽子が死んだそうだが、81とは女性では若死にと言うべきか。 彼女の出演歴は以下のとおりで、数は多いが、まあ端役である。 目立ったのは、裕次郎・浅丘ルリ子の名作『赤いハンカチ』で、二谷英明の裏切りで殺人犯にされ、ルリ子と二谷が結婚した豪邸の女中役で、私も最初に気づいた映画だった。 後は、『猟人日記』でも、仲谷昇の餌食にされる女の一人にすぎなかったと思う。...
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